スポンサード リンク

ハーレーの点検、整備、メンテナンス

ハーレーダビッドソンのプッシュロッドカバーの分解方法です。
このカバーを分解する目的は、
・これからカム交換するのでプッシュロッド切断してやるZE! どららぁーーって人
・もともとアジャスタブルプッシュロッド入ってるので、その調整したい人
・ヘッドを開けてプッシュロッドを取り出すための前段階の人
これらに分かれると思いますが、
4ストロークエンジンの工程とバルブの動作ぐらいは教科書的な勉強をしてからのほうが間違いが起こりにくいです。

IMG_20230523_023856
何度も書きますが、エンジン回りの清掃を入念にしておかないと、チューブ外した時に中にごみはいるので、要注意です。
分解自体は上のカバーの切り欠きにマイナスドライバーをつっこんで下から逃げるようにひねってやればスプリングで抑えが効いてるプッシュロッドカバーのチューブをスライドできるようになります。
IMG_20230523_024021
上にずらせばプッシュロッドとご対面。(どんなに先にクリーニングしてても、ここに見えるOリングに砂がびっしり入ってることがあるので注意)
ただし、切断するにしろ、調整するにしろ、プッシュロッドがロッカーアームを押し上げていない位置にあるのが前提なので先にやることがあります。
(*ヘッド分解してプッシュロッド外す場合は飛ばしてもいいのですが、最終的にやることは同じです)

IMG_20230523_015354
アクセスするプッシュロッドがロッカーアームを押し上げていない位置までピストンの工程を手動で送ってやる必要があるので、スパークプラグを前後とも外し、リアタイヤが浮くまでジャッキアップして、ギアを3速に入れます。
プラグホールから覗いて、ピストントップが一番上がった場所まで手でリアタイヤを回してやるとプッシュロッドのインテーク側、エキゾースト側両方とも指でつまんで回せるぐらい軽くなる圧縮上死点があるので、切断する人はここでぶった切る。調整する人はここでアジャストナット緩めて調整開始
(インテークのバルブが閉まった後のピストン上死点が圧縮上死点になるので、タイヤを回しつつ、インテーク側のプッシュロッドが硬い状態から緩くなったらさらにタイヤを回してピストントップを上まで送ってやる これで圧縮上死点出せるかな)

まあ、圧縮上死点じゃなくても、プッシュロッドを押し上げるリフターがカムのベースサークルにあればプッシュロッドはフリーなのでさわれるんですが、一説によるとベースサークルが真円じゃないカムがあるかもということで、触るときは毎回同じ場所で調整できるようにということなんですかね。

プッシュロッドカバーの分解方法と書きましたが、プッシュロッドぶった切る人や、アジャスタブルプッシュロッド短くして横から抜ける人は外した後全部とれます。

何度も書きますがプッシュロッドカバーのチューブは分解時点でゴミや砂出てくるので、リフターの穴から入らないように注意です。



paipa8 at 05:15コメント(0) 
IMG_20230603_103158
ハーレーダビッドソンのオイル交換をします。
前回も使っていたサンダンスさんのパワーツーリングオイルと新発売のマイクロフィルターです。
オイルフィルターは今までジャパンドラッグさんのファビュラスオイルフィルターでしたが、せっかくなのでサンダンスさんで統一。
何度も記事に書くんですが、はじめはサンダンスさんもファビュラスオイルフィルターだったのなんで似たような効能のオリジナルフィルター出したのか謎です。
事情通の人だれか教えてくださいw

IMG_20230603_103100
マイクロフィルターには交換年月と次回交換走行距離を記載しておけるカッコイイメタルステッカーが同梱されてます。
パワーツーリングにもオイル交換の時期を記載する似たようなステッカーついてるのですが、年間3000km走らなくなったネコミニは毎年交換で済ますので使わなくていいかなと。

IMG_20230603_104724
いつものようにドレーンからオイルを抜きます。
抜いたオイルやドレンマグネットに異物がないかチェック!

IMG_20230603_104729
オイルフィルターも外します。
オイル温度をフィルター通過時点で計測してるのでここに温度センサー用の下駄をかませてます。

IMG_20230603_104746
ファビュラスオイルフィルターとサンダンスマイクロフィルターの接続面。
プレスの形状違いますね。
オイルフィルターに下駄をかましてるときはセンターボルトの形状によってはフィルター合わせ面に対して寸法のゆとりがないとオイルフィルター締めこんでもパッキンがつぶれ切らずにオイルもれる可能性があります。たまたま私は大丈夫でした。

IMG_20230603_104926
IMG_20230603_110032
新品オイルフィルターには交換オイルを満たしてから組付けします。
満タンになってもしばらくするとしみ込んでかなり減るので再度入れます。
しみ込まなくなったら手で組付け
工具使うなと何度言ってもここをがっちり締めこむ事例がしょっちゅうなんでしょうね・・・・
ファビュラスオイルフィルターの時は耐圧の関係でフィルターには余計な形状付けない方針でしたが、サンダンスマイクロフィルターは工具をかける面が造形されてます。
締めるためというより緩めるためにつけておいたと考えないといけませんね^^

paipa8 at 10:21コメント(0) 
ハーレーダビッドソンに入れていたフューエルワンですが、効果があるので給油のたびに必ず入れていたところピストンヘッドのカーボンがほとんど落ちました!!
PHO00001

はじめは真っ黒なピストントップが・・・(これは1本目施工完了後なのではじめはもっとついてたと思います。

PHO00039

PHO00042
2000km走行、施工本数は大体5本でほぼ消えました。
フューエルワンすげえや!!
ちなみに取れたカーボンは排ガスで出ていくだけでなくエンジンオイルも汚しているので、
今後メンテナンスの手順としてオイル交換の直前に1本施工するぐらいで十分かなと思います。

洗浄力強い添加剤を余分にエンジンオイルに混ぜることにもなるのでエンジンオイルの性能低下につながる期間をできるだけ短くしようかなと。

paipa8 at 02:57コメント(0) 
ハーレーダビッドソン純正油圧計の封入グリセリンがまた漏れてきたので修理します。
IMG_20230506_151433


今回は樹脂のメーターパネルが割れてきてるのでシールのやり直しもかねてメーターリングのカシメを分解します。
IMG_20230506_152935


精密ドライバーでテコをかけてメーターリングのカシメを少しづつ起こしていきます。
IMG_20230506_154328


メーターリング、透明樹脂メーターパネル、パッキン、本体の順に分解できました。
IMG_20230506_180737


メーターの針が以前から折れていたので、この際これも直します。
ダイソーで売っていた方位磁石をハンマーでたたき割ります!
IMG_20230506_180842


液体封入タイプなので、ハーレーの油圧計みたいにグリセリンかと思ったら、中身のにおいはどう見てもただの機械油・・・・
IMG_20230506_182124

針だけ折って油圧計の軸に瞬間接着剤で固定しました。

IMG_20230506_204648

メーターリングに万能接着剤(セメダインならスーパーX系)を塗布して、樹脂メーターパネル、パッキンともに接着剤でシールされるように塗り込んでから組付けします。
割れた部分は上にしておくことで、減っても全部なくならないようにします。
われの修理は必要なら別ケミカルのネタに取っておきました。

IMG_20230506_204741

接着剤が硬化したらグリセリンの封入液をサイドの穴からチャージして蓋をします。

IMG_20230506_205230

ハーレーの純正油圧計、指針と液漏れ修理完了!
これでしばらく持つでしょう。

paipa8 at 16:54コメント(0) 
ハーレーのキーシリンダー接点の腐食がひどいので、組付け前に対策しておきます。
IMG_20230430_153243

さびて陥没している接点のプレートを酸で洗って赤さびを取ります。

IMG_20230430_154149

さびが取れたところではんだを流して腐食で凸凹になったところを盛ってやります。
盛りすぎたところはやすりでならしてスイッチの動きに抵抗がないように・・・・

IMG_20230430_151150

まあ、いうても端子3本しかないので、ハンドルロックだけ生かして、イグニッションは接点スイッチ別に作ってやってもいいかなと思ってましたが、うまくいけば症状再発しないでしょう。

IMG_20230430_150456

フレーム下からキーシリンダーを戻して樹脂カバーをします。
ほんと、タンクアップしておいてよかった^^

IMG_20230430_155641

ハンドルロックがかかる位置にキーシリンダーを合わせたら専用ツールで増し締めして完了です。
ロックタイト少しだけ塗っておきました。

paipa8 at 16:53コメント(3) 
IMG_20230416_141654
ハーレーダビッドソンバイブルが10年前に出ましたが、
サンダンスの工学理論が詰まった専門書がまた出ました。
ハーレーダビッドソンダイナミクス
今回はフルカラー!
印字も濃くて老眼進み始めたネコミニにはありがたいですw
はじめの1/3はカスタム車両の解説ですが、これらの作品を歴て培ってきた工学理論なのでしょう。
丁寧に解説してあるのでコツコツ読んで行きます。

paipa8 at 16:37コメント(0) 
今は亡き愛猫がハッスル爪とぎしてボロボロのレザーシート
IMG_20220625_144705
黒いガムテープで簡易補修していましたが、テープの粘着も溶け出したので一旦剥がしてやり直します。

IMG_20220625_144710
IMG_20220625_145542
一番ひどい箇所だけパーマテックスのビニールアンドレザーリペアーキットで直してみます。

IMG_20220625_150239
flir_20220625T150524
IMG_20220625_150655
破れのひどい範囲にマスキングして、熱硬化性樹脂を薄く塗り、付属のあて布越しにハンダで熱しておいたアイロンツールで熱をかけます。
あて布の樹脂側にはそれっぽいシワが付いてるので革っぽく固まります。

IMG_20220625_152851
バーアンドシールドロゴの横が補修材で固めた範囲。
他にも大きめの穴があるのでここも補修材で埋めます。

IMG_20220626_095743
あまりきれいにはなりませんが、大きな穴は塞いだのであとは靴墨でごまかします。
猫さんの爪痕なので完全に消すつもり無いのでこれでいいでしょう。


paipa8 at 12:46コメント(0) 
IMG_20220619_152102
かなり昔から気になってたのでやっと手を出します。
エンジンオイル添加剤のスーパーゾイルです。
ハーレー用のエンジンオイルはサンダンスさんの製品を試していますが、古いスクーターもあるのでそれ用に2ストローク用のエンジンオイル添加剤です。
使用はじめは1対1で混ぜるそうで、
添加剤というより、それもう2ストオイルじゃね?
てきもします。
パワーバンド使いまくるスクーターならなんか違いを体感できるかもしれませんね!



paipa8 at 16:15コメント(0) 
ハーレーダビッドソンのエンジンオイル交換に、サンダンスさんから発売された新商品
パワーツーリング10W50を入れてみました。
IMG_20220612_174703

結構お高いのですが、空冷ハーレー専用開発とのことで、下が10Wの粘度設定も専用開発なのでこの粘度でも高温時の油膜切れ起こさない設計になってるんでしょうね^^

レブテックのMTP20W50にファビュラスオイルフィルターの組み合わせでずっと不都合なかったのですが、夏の市街地走行で違いが出るか楽しみです。


paipa8 at 17:57コメント(0) 
ハーレーダビッドソンに取付した電子式油圧計ですが、走行中にチェックできるようになったので以前取り付けしたオイルポンププレッシャーリリーフバルブスプリングについて関連を考えてみます。

IMG_20210627_101237
IMG_20210627_101241
アイドリング850回転設定でエンジンオイル温度100度手前 油圧は11.8PSIです。
今回は走行中にどんな感じで上がるか見てみますと、暖気後に街乗り、高速で40PSIを超えることは結構ありましたが60PSIを超えることはなかった。
つまり私の走り方では純正プレッシャーリリーフは40PSIなのでしょっちゅう作動するが、フューリングのプレッシャーリリーフスプリングは60PSIなので作動させることなく走れてる。

この動きをみて、一つ気が付いたことがあります。

ハーレーのプレッシャーリリーフスプリングは作動して油圧を逃がすと、ポンプ室にそのまま送り返してオイルが泡立つ?という弊害があるとかないとか・・・・
その対策品としてジッパーズのカムチェーンテンショナーキットにリリーフオイルをオイルタンク側に直接戻す経路にするコマがあります。

てことはフューリングのようにリリーフ圧を高くするスプリングを入れることで結果としてオイルの泡立ちが起こらない走り方になってる?

高回転まわしたときに油圧40PSIじゃ足りないから60PSIまで上げてるんじゃなくて、泡立たないようにしたいから60PSIまで上げてる。

こういう考えもありなのか???

ジッパーズさんのプレッシャーリリーフバルブのリリーフ圧設定値がサイト見てもなかったので、もしこれが純正同様40PSIならあってそうな・・・・

偉い人知ってたら教えてください。


paipa8 at 12:00コメント(3) 
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村←更新の励みになるので次のネタが気になる方はポチっとお願いします^^
記事検索
スポンサード リンク
ハーレー関連コンテンツ
Recent Comments
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ハーレーカテゴリー
ハーレー最新記事
月間ハーレー記事
ハーレーオーナープロフィール

ネコミニ

ブログ村ランキング参加中