ハーレーダビッドソンのマンバ製バックギヤ取り付け方法(その2)
前回はバックギアの部品説明でしたがハーレーダビッドソンのマンバ製バックギヤ取り付け方法2回目です。
写真には詳しく写っていないのですが、マンバ製リバースギアをハーレーダビッドソンに取り付けるときには専用の工具が必要です。リバースギアを締め付けるために、ギアの形に溝が付いたソケットの駒なのだとおもいますが現物を見ていないのでなんともいえません^^;
指定トルクでしっかり締め付けが必要な場所ですので専用工具は必要です。
新型リバースギアは専用工具の数が2個から1個に減っているはずなので安くなったのかな・・・・・
ハーレーダビッドソンのバックギアのメインギアのねじ山にロックタイト#620を十分塗布してメインシャフトに手で軽く締めます。
次に専用工具の駒で締め付けます。(締め付けトルク149−136Nm)
ロックタイトの硬化には24時間必要です。
ハーレーダビッドソンのメインギアの締め付けが終わったら、ゆるみ止めのロックピン用の穴をドリルで開けます。
リバースメインギアにガイドの穴がすでに開いているので5mmの超硬ドリルでメインシャフトに向かって29mm(リバースメインギアの表面からの距離)ドリリングします。
穴あけが終わったらロックピンをねじ込みます。
ロックピンの締め付けトルクに関しては記載されていないのですが、ロックタイトとかも塗ってないのかな・・・・ここは不明です^^;
ドリリングした切削くずです。こんなのまで店長は写真に取っておいてくれました(・w・”””
ハーレーダビッドソンのカウンターシャフト側にリバースギアのボスシャフトをねじ込みます。
ロックタイト(グリーンはめ合い用)を塗布し、締め付けトルクは200Nmです。
ボスシャフトにカウンターギアを組み付けてブレーカーキーを圧入します。
ブレーカーキーはカウンターギアの面よりも奥に入れます。
カウンターギヤ固定用ワッシャーとボルトをロックタイト(レッド強硬度)を塗布して締め付けトルク75Nmで組み付けます。
構造からもわかるように、ハーレーダビッドソンのギアに無理な力がかかるとブレーカーキーが壊れてカウンターギアとカウンターシャフトを分離します。壊れることでハーレーダビッドソンのミッション本体へのダメージを防止するわけです。
さらに続きます^^

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