2024年01月14日
ハーレーのカムシャフト交換とカムサポートプレート組付け
ハーレーダビットソンに新しいカムをセットしたカムサポートプレートを取り付けします。
カムサポートプレートとクランクケースのオイルライン2か所のOリングをキット付属の新品に交換します。組付け時はエンジンオイルをなじませます。
オイルポンプとクランクケースの間のOリングもキットに付属していましたが、ポンプ本体は触ってないのでそのままです。
インストレーションマニュアルには、純正Oリングは出来が悪いのでここから油圧抜けるぜ!てきなことが書いてありますが、2008年式はたぶん大丈夫でしょう。
サービスマニュアルに従ってカムサポートプレートのボルトを順番に規定トルクで締めていきます。
その後写真のようにオイルポンプのアライメントツールを2個利用してクランクシャフトを回転させながらオイルポンプの芯出し組付けを行います。
ギアをトップに入れてリヤホイールを回すとクランクシャフトが動くので、まわしながらオイルポンプのボルトを締めるのですが、一人ではむつかしいです。
(*純正サービスマニュアルにはロックタイトの記載はありませんでしたが、S&Sのキットにはロックタイト青がついてるので、使用します。)
元旦の大地震で揺れの大きい地域から一日だけ泊まりに来た兄に手伝ってもらいました^^;こんな時に何やってるんだとおしかりを受けるかもしれませんが、こんな時だからこそ移動手段は復元しておかないと怖いので・・・・・・
カムチェーンを組付ける前に念のためスプロケットのエンドプレイ?どんなプレイ?を確認します。
プライマリーもセカンダリーも軸に切り欠きが入ってるのではまる場所は1か所しかありませんが、チェーンを組付けるときは写真の合いマークが来るようにクランク側を回してそろえる必要があります、
クランクシャフトをグイっと押し込む力をかけてからカムスプロケットのずれを見ます。
ここが規定値外れていたらカム側のスプロケットのワッシャーを交換しないといけないようですがたぶん大丈夫な範囲。
合いマークが合う位置にクランク軸とカム軸を合わせたらいったんスプロケを外してチェーンを取り付けてまた元に戻します。
チェーンは回転方向だけ元の向きになるように気を付けました。
チェーンとスプロケの位置関係は回ってれば変わるのでいいかなと。(スプロケの歯数とチェーンのコマ数が割り切れない数になってれば動くたびに別のリンクと合わさるはずなので、数えるの忘れましたが、普通の設計ならそうするらしいです)
カムスプロケットの組付けにはキット付属のロックタイト赤を使用します。
純正サービスマニュアルにもここはロックタイトの指示がありました。
ちなみにロックタイトを塗布する箇所は経験上できるだけ脱脂してあるほうがいいです。
(*サービスマニュアルにはタップを使って前のロックタイトのカスも丁寧にとれとあります)
とくにクランクシャフトの穴は奥のオイルポンプから送り出されるオイルがシャフト回すたびに出てくるので、ボルトを入れる寸前に綿棒でできるだけふき取りました。
今回組付けたカムはS&S551CE Eはイージースタートの意味で、エンジン始動時だけ圧縮工程に排気バルブを開けるデコンプ コンプレッションリリース 機能が付いたものです。
別ネタで追い込みますが、プッシュロッド調整はこの機構を避けた場所で行う必要があるので注意です。
いつものにゃんともはめやすいシートを使ってプッシュロッドカバーを組付けて終了
現在ハーレーの仕様
・2008年式 TC96、エアクリーナー2.75インチハイフロー、デイトナ車検対応スリップオンマフラー
・サンダーマックスのベースマップ
純正カム、2.75インチハイフローエアクリーナー、スリップオンマフラーの選択
この状態からS&S551CE取付後、なんのセッティング変更も必要なくすんなりエンジンがかかりました。
コンプレッションリリース機構の目に見える効果はバッテリーテスターのクランキング電圧に現れました。
デコンプなし6.9V
デコンプあり7.3V
どちらも低いのですが、間違いなくセルの負荷が減ってますね。
何より実際セルの回りがスムーズ^^
3000回転以上回さないようにして100kmほど街乗り。
O2センサーの補正を外れた制御もしてなかったのでこのベースマップのままで走り方変えて学習していけばよさそうです。
詳しいインプレは後日ですが、普通に走っていて必要な回転数は2000回転いったのが1800ぐらいで十分になりました。
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カムサポートプレートとクランクケースのオイルライン2か所のOリングをキット付属の新品に交換します。組付け時はエンジンオイルをなじませます。
オイルポンプとクランクケースの間のOリングもキットに付属していましたが、ポンプ本体は触ってないのでそのままです。
インストレーションマニュアルには、純正Oリングは出来が悪いのでここから油圧抜けるぜ!てきなことが書いてありますが、2008年式はたぶん大丈夫でしょう。
サービスマニュアルに従ってカムサポートプレートのボルトを順番に規定トルクで締めていきます。
その後写真のようにオイルポンプのアライメントツールを2個利用してクランクシャフトを回転させながらオイルポンプの芯出し組付けを行います。
ギアをトップに入れてリヤホイールを回すとクランクシャフトが動くので、まわしながらオイルポンプのボルトを締めるのですが、一人ではむつかしいです。
(*純正サービスマニュアルにはロックタイトの記載はありませんでしたが、S&Sのキットにはロックタイト青がついてるので、使用します。)
元旦の大地震で揺れの大きい地域から一日だけ泊まりに来た兄に手伝ってもらいました^^;こんな時に何やってるんだとおしかりを受けるかもしれませんが、こんな時だからこそ移動手段は復元しておかないと怖いので・・・・・・
カムチェーンを組付ける前に念のためスプロケットのエンドプレイ?どんなプレイ?を確認します。
プライマリーもセカンダリーも軸に切り欠きが入ってるのではまる場所は1か所しかありませんが、チェーンを組付けるときは写真の合いマークが来るようにクランク側を回してそろえる必要があります、
クランクシャフトをグイっと押し込む力をかけてからカムスプロケットのずれを見ます。
ここが規定値外れていたらカム側のスプロケットのワッシャーを交換しないといけないようですがたぶん大丈夫な範囲。
合いマークが合う位置にクランク軸とカム軸を合わせたらいったんスプロケを外してチェーンを取り付けてまた元に戻します。
チェーンは回転方向だけ元の向きになるように気を付けました。
チェーンとスプロケの位置関係は回ってれば変わるのでいいかなと。(スプロケの歯数とチェーンのコマ数が割り切れない数になってれば動くたびに別のリンクと合わさるはずなので、数えるの忘れましたが、普通の設計ならそうするらしいです)
カムスプロケットの組付けにはキット付属のロックタイト赤を使用します。
純正サービスマニュアルにもここはロックタイトの指示がありました。
ちなみにロックタイトを塗布する箇所は経験上できるだけ脱脂してあるほうがいいです。
(*サービスマニュアルにはタップを使って前のロックタイトのカスも丁寧にとれとあります)
とくにクランクシャフトの穴は奥のオイルポンプから送り出されるオイルがシャフト回すたびに出てくるので、ボルトを入れる寸前に綿棒でできるだけふき取りました。
今回組付けたカムはS&S551CE Eはイージースタートの意味で、エンジン始動時だけ圧縮工程に排気バルブを開けるデコンプ コンプレッションリリース 機能が付いたものです。
別ネタで追い込みますが、プッシュロッド調整はこの機構を避けた場所で行う必要があるので注意です。
いつものにゃんともはめやすいシートを使ってプッシュロッドカバーを組付けて終了
現在ハーレーの仕様
・2008年式 TC96、エアクリーナー2.75インチハイフロー、デイトナ車検対応スリップオンマフラー
・サンダーマックスのベースマップ
純正カム、2.75インチハイフローエアクリーナー、スリップオンマフラーの選択
この状態からS&S551CE取付後、なんのセッティング変更も必要なくすんなりエンジンがかかりました。
コンプレッションリリース機構の目に見える効果はバッテリーテスターのクランキング電圧に現れました。
デコンプなし6.9V
デコンプあり7.3V
どちらも低いのですが、間違いなくセルの負荷が減ってますね。
何より実際セルの回りがスムーズ^^
3000回転以上回さないようにして100kmほど街乗り。
O2センサーの補正を外れた制御もしてなかったのでこのベースマップのままで走り方変えて学習していけばよさそうです。
詳しいインプレは後日ですが、普通に走っていて必要な回転数は2000回転いったのが1800ぐらいで十分になりました。
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コメント一覧
1. Posted by にしやん 2024年01月14日 13:04
こんにちは。
ついに完成レポート!
お待ちしてました。
私のFXDBは昨日、ギアオイルをいつもより硬い85W-140に交換。
そのせいか朝イチはいつもより始動性が悪く、
「イージースタートカム欲しいなぁ」
と改めて思っておりました。
サンダーマックスのマップ、特段カム変更を気にしなくて良いのですね。ビックリです。マフラーが車検対応であれば、車検も通りそうですね。
余談ですがオートチューン、私の車両もフロントよりリアが成績が良いです。フロントシリンダーって正義が難しいのでしょうか?風が当たりやすいので、熱的には有利な気がしますが、、
ついに完成レポート!
お待ちしてました。
私のFXDBは昨日、ギアオイルをいつもより硬い85W-140に交換。
そのせいか朝イチはいつもより始動性が悪く、
「イージースタートカム欲しいなぁ」
と改めて思っておりました。
サンダーマックスのマップ、特段カム変更を気にしなくて良いのですね。ビックリです。マフラーが車検対応であれば、車検も通りそうですね。
余談ですがオートチューン、私の車両もフロントよりリアが成績が良いです。フロントシリンダーって正義が難しいのでしょうか?風が当たりやすいので、熱的には有利な気がしますが、、