ハーレーのエンジン模型
ハーレーダビッドソンTC88エンジンモデルにプッシュロッドカバーとプッシュロッドを組み付けます。
エンジン側面から姿を出すプッシュロッドはハーレーダビッドソン最大の特徴といえるでしょう。
ハーレーダビッドソンの1/2エンジンモデルはメッキパーツを多用していますが、このメッキは普通のプラモデル用接着剤では接着できません。
プラモの接着剤って溶剤でプラスチックパーツ自身を溶かしてくっつけるので、メッキに覆われたプラスチックは溶けません。
紙を糊で貼る感覚とは違うんですね。
いわゆるボンド系接着剤で接着しました。でも使ったのはセメダインスーパーXですw
カムとプッシュロッドがそろったのでヘッドの組みつけに入る前にバルブタイミングをそろえないといけません。
説明書にはそのあたりは何も書いてない??
モデルなのでバルブタイミング関係なく動くのですが、勉強にならないのでちゃんと(といっても4サイクルエンジンの工程順にあえばそれでよしにしますが)バルタイとって見ましょう。
ハーレーダビッドソンの1/2エンジンモデルのバルブタイミングを合わせてみようとおもいます。
ハーレーダビッドソンは4サイクルエンジンですのでクランクシャフト2回転ごとに吸気バルブと排気バルブが作動します。
自分への確認の意味で4サイクルエンジンの作動工程をまとめてみると、
吸入、圧縮、膨張、排気これを気筒ごとに繰り返します。
(爆発といわずに膨張と表現するのは、激しく燃え広がるけど破壊を伴うわけではないので表現としては膨張がいいのではないかという偉い先生の教えにそっていますw)
さて、ハーレーダビッドソンのエンジンの場合コンロッドがクランクの同軸にあるので
後シリンダー 前シリンダー
吸入 膨張
圧縮 排気
膨張 吸入
排気 圧縮
常にこんなペアで気筒ごとの工程が繰り返されていると考えるのが普通だとおもうのですが。
吸入工程では吸気バルブ開いていますし、排気工程では排気バルブが開いているはずなのでハーレーダビッドソンの前後のシリンダーの位置と工程の組み合わせに無理がないようにバルブが開くように前後のシリンダーのカム位置を調節してやればいいとおもうのです。
まさか同じ工程を前後シリンダー同一タイミングで行ってたりしませんよね??
とにかく考えをまとめたところでもういちどハーレーダビッドソンのエンジンモデルと向き合いました。
スケルトンモデルなのに中で動くピストンとコンロッドが透明だと見にくいことに気がついたのでいったんエンジンを分解してコンロッドとピストンを黒く塗装しました。
駆動ユニットの対策がまだなので手で回してハーレーダビッドソンのピストンとカム、プッシュロッドのリフトの動きを観察してみるとなんか違和感が・・・・
ん??ピストンが往復するたびに毎回プッシュロッド動いてないか??
カムシャフトをよく見ると・・・・クランク回転と同じスピードで回ってます。
というかこのプーリーのサイズで考えれば当たり前か・・・
本物のTC88のカムチェーン周りを見たことがないので実物と比べてみたいですね・・・
悩んでいても仕方がないのでバルブタイミングはいったん置いておいて、とにかくエンジンを組み立ててしまいましょう。
もたもたしてるとダイナローライダーが納車されるのでネタが増えてしまいますw
ハーレーダビッドソンの1/2エンジンモデル ヘッド周りのパーツに組み立てを進めていきます。
ハーレーダビッドソンのシリンダーヘッドにバルブ、バルブガイド、バルブスプリングを組み付けます。
バルブスプリングはプラモデルはシングルですが、実物のTC88はダブルです。
スーパーカブでもバルブスプリングはダブルだったとおもうのですが僕の乗ってるOHVのイギリス車はシングルです・・・・
まあ僕自身もシングルですが(泣
組み立てたシリンダーヘッドとバルブです。
形状がかなりぐんにょりです・・・・・ハーレーダビッドソンのエンジンの仕組みがわかればそれでいいので細部にはこだわらないことにしましょう。
ハーレーダビッドソンのシリンダーヘッドにヘッドボルトのメッキパーツと点火プラグを組み付けます。
シリンダーヘッドの燃焼室の形状は残念ながら再現されていません。
シリンダーヘッドを仮組みして見ました。
プッシュロッドが突き出しています。これから組み付けるロッカーアームを介してバルブを作動させるのですね。
ハーレーダビッドソンのピストン上死点とバルブの位置関係です。
見やすいように黒く塗装したピストン冠面とバルブの位置から燃焼室が心の目で見えてくるかもしれませんw
シリンダーヘッド側面にエキマニ(エキゾーストマニホールド)、インマニ(インテークマニホールド)の形状パーツを取り付けます。
はじめこのあたりをちゃんと機能するように改造しようと意気込んでいましたがちょっとやる気なくしてきました。
さて次回はロッカーアームの組つけです。
これを組み付ければ一応OHVエンジンの動弁系の動きがどうつながっているのか確認することが出来ますね。
ハーレーダビッドソンのロッカーアームとロッカーアームベースです。スクリーミンイーグルからローラーロッカーアームや鍛造ロッカーベースなどが出ているのでいろいろカスタムで来そうですね。
ハーレーダビッドソンのロッカーアームをシリンダーヘッドに組み付けました。
プッシュロッドがロッカーアームを押し上げると、ロッカーアームが反対側の爪でバルブを押し下げるようになっています。
バルブが閉まるほうにはバルブスプリングの力のみが作用します。
ハーレーダビッドソンのロッカーアームの動きを動画にして見ました。
なんとなくOHVの機構がわかりますね。
ハーレーダビッドソンのエンジンモデル、残りのパーツをとりあえず組んでいきます。
TC88になって新しくなったデザインのエアクリーナーカバーです。
ハーレーダビッドソンのオイルフィルターはクロームメッキです^^
おまけでエキパイ(エキゾーストパイプ)のカットモデルがあります。
ハーレーダビッドソンのホーン(クラクション)とホーンカバーです。
このベル型ホーンカバーの中にはヨーロピアンタイプ?ホーンが入っているようです。
エンジン本体にエアクリーナーボックスとホーンブラケットを組み付けました。
シリンダーヘッドカバーを組みつけて完成です。
ハーレーダビッドソンのクランクセンサーのアップです。
インジェクション制御になってからクランク位置をもとに点火、燃料噴射を制御しているようです。
このあたりはダイナローライダーが納車されてから実車で検証していきます。
ようやくハーレーダビッドソンTC88エンジンモデルが完成しました
ですが、せっかくの可動モデルなのに動画ネタが取れないのは悔しいので、可動ユニットの軸受けを何とかするつもりです。
とりあえずエンジンモデルネタはここらで一息つきましょう^^

(カムの動きは気筒の工程に対しておかしかったですが・・・・・)

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